当社初のコンセプトモデルとして発表した”AirPort Concierge CAIBA”が『羽田空港ロボット実験プロジェクト』に採択され、2017年1月に空港内での実証実験、3月には羽田空港に設置したロボットをオランダ アムステルダムから操縦するバーチャルツアーを実施、4月には銀座三越の免税店にて多言語通訳者による遠隔での接客実験を行いました。
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新しい世界で活躍しよう!
人工知能を利用した自律型ロボットの未来は、もう少し先。だから今は、遠隔操作ロボットに期待しています!コックピットに乗り込むのはあなた。ロボットを操縦し、新しい世界で活躍しよう!そして近いうち、遠隔操作と人工知能が融合したロボットも登場するかもしれませんね。あなた自身がロボットになる
私たちが開発しているロボットの最大の特徴は『遠隔操作による新しいコミュニケーションを実現する』ことです。インターネット経由で操作可能なロボットは、まさにあなたの分身。ロボットにつながり世界中どこでも移動することができ、各所に設置されたロボットにスイッチひとつで乗り換え活動することもできます。例えば、あなたは東京に設置したコックピットに乗り込み、大阪のロボットに接続し道頓堀を観光したり、パリのロボットにつながりシャンゼリゼを観光したり、ハワイで海を眺め現地のウクレレ音楽に酔いしれたり、スペインで日本語を教えたり、京都で外国人をアテンドしたり、、、
操作はとても簡単。遠隔地のロボットはコックピットで操縦するあなたの腕の動きを正確にトレースし、親指1つでスムーズに移動します。頭部に設置したセンサーにより自分の見たい方向を見ることができ、ヘッドフォンとマイクで自由な会話も行えます。これらのコミュニケーションを発揮するロボット(あなた)は、人々に親しみをもって迎えられることでしょう。
人々が理想とする自律型ロボットの形・・・
ヘッドマウントディスプレイとヘッドフォンを装着しながら操縦していると、徐々に自我が没入していきます。自分の思う方へ移動でき、人と目が合い、今を話し合い、身振り手振りで気持ちを伝えていればコックピットにいることも忘れ、ロボット側の世界に存在していることを当たり前だと認識していくのです。つまりは、遠隔操作ロボットで『新しい世界で存在することができる』ということにはならないでしょうか。そして、ロボットを目の前にしている人々は、見た目はロボットだけれども、“人”もしくは“新しい生物”として接していくのです。それはまさに人々が理想とする自律型ロボットの形なのかもしれません。これらの体験は人工知能を利用した自律型ロボットの開発に役立つ情報と考えています。